2010年07月16日

JPA講演会「躁的防衛とコンプレックス」

【講座名】 JPA講演会「躁的防衛とコンプレックス」
【日 時】 2010年7月4日(日)14:30−16:30
【場 所】 新宿/BIZ新宿

こんにちは。
西山奈緒子です。

7月のJPA講演会「躁的防衛とコンプレックス」に参加しました。

前回に引き続き、メラニークラインの対象関係論による、
部分対象関係と全体対象関係に始まり、
今回は特に、躁的防衛そして誰もが持っている
コンプレックスについてのお話でした。
実際の現場での対応の仕方などを含め、
カウンセラー向けの講演会となりました。

躁的防衛とは、
抑うつポジション(問題の非が自分にあると受け止めて沈んだ心の状態)
に入り嫌な気持ちを味わいたくない時に、
強がったり、居直ったり、逆に攻撃的になったりする心のメカニズム。

難しく聞こえますが、落ち込みを避けるためにカラ元気を出す状態のことと言えます。
自分にも非があると認めて落ち込んだり反省したりするよりは
元気な気持ちでいたり、人のせいにしていたいものです。
そのために、躁的防衛をするんだそうです。
でも、この抑うつポジションをとれた時に、人は心の成長を遂げるんだそうですよ。

この講演を聞いていて、私も長いこと躁的防衛をしてきたことを
振り返っていました。
長い会社員生活で、頑張れ!頑張れ!と無理な躁的防衛をしてきたなぁと。
そして、会社のせいだったり、人のせいにしてきたことも
多かったなぁと。
このご時世、もっと頑張れ!とお尻を叩かれ、躁的防衛をしている方も
多いことでしょう。
誰かのせい、環境のせいにしたいこともあるでしょう。

そんなクライエントさんが目の前でお話される時の
カウンセラーの態度は?
言葉は?
気持ちは?
など、実際の臨床現場での体験例もあり、
な〜るほど!
感動的!
と、目からウロコでした。

躁的防衛は悪いわけではなく、誰にでもある心のメカニズム。
このメカニズムを知っているのと知らないのとでは、
カウンセラーの態度も変わってきます。
クライエントさんが躁的防衛をしていると気づいている上で、
味方でいることが重要であると学びました。

そして、後半のコンプレックスのお話では、
恐怖症なども含め、コンプレックスが自分にあると認めて、
(コンプレックスには良いも悪いもなく)
コンプレックスにひっかからずに生きる方がいいとのお話を聞いて、
ほっとしました。
コンプレックスを直すことに膨大な時間をかけるより、
楽しく生きた方がいいと。

そして、私が長年自分の恐怖症について、なぜだろう?
と思っていた謎が解決する場面もやってきて、
納得!
することができました。

新米カウンセラーからベテランカウンセラーまで、
それぞれに収穫のあった講演会だったのではないでしょうか。
私は、2時間でてんこもりのお土産を持って帰ってきた気分です。

この知識を実際に現場で活かすとなるとまた難しいわけですが、
また一つ心のメカニズムを知るいい機会となりました。

カウンセラー 西山奈緒子



jpa001 at 20:37コメント(0)トラックバック(0)心理学講座  この記事をクリップ!

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